コラム/ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)について

芦屋市でジャンパー膝の治療ならしげむら整骨院。

● コラム【ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)】について。

■ 『ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)』について。

今回のコラムは『ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)』についてです。
ジャンパー膝とは名前が示すごとく、バレーボールやバスケットボールなどでジャンプや着地動作を頻繁に行ったり、サッカーのキック動作やダッシュなどの走る動作を繰り返したりするスポーツに多くみられる、オーバーユースに起因する膝のスポーツ障害です。


『ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)』の原因

■ 『ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)』の原因。

原因としては大腿四頭筋の柔軟性低下が要因の1つに挙げられます。

特に成長期の長身選手は、骨の成長に筋肉の成長が追いつかず、相対的筋短縮(筋肉が硬い)状態を招いた結果、そのストレスが末梢の膝蓋骨周辺に蓄積するために起こる慢性・疲労性障害です。

10代の男性に多く、女性の場合は膝周囲の脂肪でジャンプの振動を吸収しやすいので、ジャンパー膝になる確率は低いとされています。

『ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)』の原因。

『ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)』の症状

■ 『ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)』の症状。

ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)の症状としては…

運動時に膝の前面に痛みと圧痛が起こり、膝周囲に熱感や腫れを伴います。

好発部位は膝蓋骨(俗に言うお皿)下極から膝蓋腱付着部(約7割)、膝蓋骨上極から大腿四頭筋腱付着部(約2割)、膝蓋腱中央部から脛骨結節付着部(約1割)と言われます。

『ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)』の症状

ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)の治療と予防

■ 『ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)』の治療と予防。

治療法としては、痛みの程度によって治療が異なるため、病期を下記の4段階に分けられており、最近では予防、再発防止用にサポーターなどの装具の使用が勧められています。

Phase1:運動後に疼痛が生じる場合は、大腿前面のストレッチと局所の練習後のアイシングを行い、運動中はサポーターやテーピングなどのにより保護する。
Phase2:運動前後に痛みがある場合は、上記に加えてジャンプ動作の休止、膝と股関節を中心とした下肢の運動療法と局所のアイシングを行う。
Phase3:運動に支障をきたす痛みがある場合は、運動休止と安静、下肢の筋肉のバランス改善を目的としたストレッチングを行い、痛みが消失してから練習を再開する。
Phase4:断裂例で手術が必要。

当院では上記に加えアキュスコープ・マイオパルスを併用することにより、疼痛や腫脹の除去を行い早期の競技復帰をさせていただきます。

ジャンパー膝は急性外傷ではないために運動指導者や選手の障害に対する知識が乏しく、大半の選手は発症初期に医療機関を受診していません。
治療を怠ると慢性化の原因にもなりますので、疾患について正しく理解をした上で、練習内容や時間の調整を十分に行ってください。

ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)は、しげむら整骨院へ早めの受診を。

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