コラム/ハンガーノックについて

しげむら整骨院コラム ハンガーノックについて。

● コラム【ハンガーノック】について。

■ 『ハンガーノック』について。

今回のコラムは、本格的にマラソンシーズンに入るこれからの時期によく見られる『ハンガーノック』についてです。

まずハンガーノックとは、激しく長時間に渡るスポーツ時に極度の低血糖状態になり肉体がエネルギーを失い、自らの意志とは関係なく身体は動きを停止する状態になるか、意識がはっきりしている場合でも思考は通常より鈍ってしう状態になってしまいます。
自動車に例えるならばガス欠であり、日常生活で起こることはまれで、マラソンや自転車、クロスカントリースキーなど長距離のスポーツで起こりやすい症状です。


『ハンガーノック』になりやすい人。

■ 『ハンガーノック』になりやすい人。

ハンガーノックになりやすいのは競技を始めたばかりで、
とにかく頑張りすぎてしまう人、
また、筋肉量の多い人が普段してない長時間の運動をするとなりやすいとされています。

しかし、やはり多いのは体調不良や、食事をしっかり摂らずに運動してしまい、ハンガーノックに陥ってしまうことがよく見られます。

『ハンガーノック』イメージ写真1。

『ハンガーノック』の症状。

■ 『ハンガーノック』の症状。

ハンガーノックの症状としては…

極度に空腹を感じて体に力が入らなくなりフラフラする。
疲れていないのに急に体が動かなくなる。
手足がしびれたり、頭がぼーっとする。
度合いによっては意識を失うこともある。

等が挙げられます。

ハンガーノックは一度なってしまうと再び食事をしてカロリーを摂取しても吸収するだけの体力すら残っておらず、休んでも食事をしても回復しないのが通常です。

そこで重要になってくるのがハンガーノックになる前に予防するということです。

『ハンガーノック』イメージ写真2。

『ハンガーノック』の予防法。

■ 『ハンガーノック』の予防法。

ハンガーノックの予防法としては、身体がのどの渇きや空腹を感じたときには、体内の水分やエネルギーはすでにぎりぎりの状態なので、その前に早目の水分やエネルギーの補給をしておくことが最重要になります。
その際、吸収の早い糖分(単糖類)を体内に取り入れても、血糖値の急激な変化を抑制するインスリンの働きが過剰になり、低血糖の状態を抜け出せなくなることもあるので、なるべく炭水化物(多糖類)からゆっくりと体内に糖分を補給したほうが良いとされています。
繰り返しになりますが空腹や違和感を感じる前に摂取することが大切です。

具体的にはブドウ糖のタブレットやエネルギーゼリー、バナナなどの消化の良いものを携帯し補給しておくのが効果的でしょう。
あとは疲労が残った状態でトレーニングを行うと当然ハンガーノックになりやすいので身体のケアはしっかりしておくのが理想的です。

これから運動するのにはいいシーズンを迎えるので運動を始めようと思っている方は無理をせず、自分の身体と向き合うことが予防につながりますので、当院では楽しく運動出来るようにいつでも協力させて頂きます。

ハンガーノックイメージ写真3。

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