芦屋市で椎間板ヘルニアの治療ならしげむら整骨院。
■ 『椎間板ヘルニア』について。
今回のコラムは『椎間板ヘルニア(腰椎)』についてです。
まず椎間板ヘルニアとは、背骨(椎骨)の間にある椎間板内の髄核が線維輪を破り、後方に突出した状態をいいます。
椎間板には体重や体幹筋力により常時圧力が加わっており、繊維輪がその圧に抗することができなくなり、破断すると髄核が突出し、ヘルニアにより神経が圧迫されると下肢痛やしびれ、筋力低下、直腸膀胱障害などの症状が出現します。
■ 『椎間板ヘルニア』の原因。
原因としては外因性のものとして強い外力、繰り返す軽微な外力があり、内因性のものとして椎間板の変性、すなわち繊維輪の脆弱化、髄核の水分減少などがあり、亜急性発症が多いですが、重量物を持ち上げた時やくしゃみをした時に突然発症することや慢性的に発症することもあります。
また姿勢の悪さからくる背骨の歪みからくるものも多いとされています。
発症年齢としては椎間板の変性が進み始める20歳代、30歳台に多くみられます。
■ 『椎間板ヘルニア』の症状。
椎間板ヘルニアの自覚症状としては・・・
1.立ちっぱなしが辛くなる。
2.20分ほどでも椅子に座るのが辛くなる。
3.30分歩くと腰が痛くなる。
4.下肢にしびれや痛みが出る。(片側の場合が多い)
5.前かがみになると腰に痛みが出る。
6.下肢の一部の感覚がない。
などが挙げられます。
自宅でできる検査方法としてSLRテスト(下肢伸展挙上テスト)があります。
方法は仰向きで寝ている状態で下肢を伸ばしたまま挙げていき、下肢痛が誘発されれば陽性で、診断の感度が高いとされています。
ただし高齢者では神経の緊張度が低いためSLRテストが陰性である場合があります。
■ 『椎間板ヘルニア』の治療。
治療方法としては保存療法により突出したヘルニアが戻ることはありませんが、MRIの画像上椎間板の突出が存在しても無症状のこともあります。
痛みがある場合は安静にし動く場合はコルセットなどでサポートした方がいいでしょう。
当院ではアキュスコープ・マイオパルスにより痛みやしびれの除去を行い、バランス療法、牽引療法などにより症状の改善が可能です。
※膀胱直腸障害がある場合は緊急の手術が必要です。
椎間板ヘルニアは前述したように、一度なってしまうと手術以外では戻ることはありませんが、日常生活の中で症状が起こることが多いので、普段の姿勢や体の歪み、筋力低下に注意すると発症のリスクは減らすことができるので、症状にお悩みの方はご相談ください。