■ 『緊張型頭痛』について。
今回のコラムは頭痛の中でもよくみられる『緊張型頭痛』についてです。
まず緊張型頭痛とは、最も一般的な頭痛のタイプであり、頭痛の約90%を占めていると言われ、「肩こり頭痛」や「筋収縮性頭痛」とも言われることもあります。
■ 『緊張型頭痛』の原因。
緊張型頭痛の原因としては身体的・精神的なストレスが複雑に関係していると考えられています。
身体的なストレスとしては、無理な姿勢の維持や長時間のパソコンの使用などにより、頭から肩にかけての筋肉が緊張し血流が悪くなると、乳酸などの疲労物質が筋肉にたまり、これが神経を刺激して痛みを引き起こすと考えられています。
特に、首筋の筋肉が弱い人ほど頭部をしっかりと支えることができずに頭痛を引き起こしやすい傾向があるようです。
精神的なストレスとしては、精神的に緊張した状態が長期間続くと、脳の痛みを調整する部位が機能不全を起こし頭痛を引き起こしてしまうとかんがえられています。
精神的ストレスを原因とする緊張型頭痛には、生真面目な性格や几帳面さを持った人がかかりやすいと言われています。
■ 『緊張型頭痛』の症状。
緊張型頭痛の症状としては、にぶい痛みが特徴ですが、我慢できないほどではないのが普通です。
また緊張型頭痛は、数時間〜数日の頭痛が反復性におこる場合と、持続的に毎日のように続く場合とがあります。
他にも首や肩のこりを伴うこともあります。
嘔吐を伴うことはありませんが、フワフワとしためまいや身体のだるさ等も伴うこともあります。
■ 『緊張型頭痛』の治療。
緊張型頭痛の治療法として身体的ストレスにおいては適度な運動やストレッチ、マッサージ等で筋肉をほぐし血液の循環をよくする。
精神的なストレスによる頭痛においては、ストレスを溜めやすい生活習慣を正し、趣味などの気分転換でリフレッシュしてストレスコントロールを行う。
あと意外に難しいのが姿勢を正すことなので、意識的に軽く胸を張るのを心がけるとよいでしょう。
当院ではマッサージに加えアキュスコープのヘッドバンド療法により脳波に働きかけストレスや疲労の除去を行います。
緊張型頭痛は放置しておくとストレス原因にもなるのでお悩みの方はお早めにご相談ください。
