コラム/肘内障について

芦屋市で肘内障の治療ならしげむら整骨院。

● コラム【肘内障】について。

■ 『肘内障』について。

今回のコラムは『肘内障』についてです。
まず肘内障とは乳幼児期に起こりやすい肘の脱臼(正確には橈骨頭亜脱臼)で、人間は7、8歳ぐらいまでは肘の関節を構成する橈骨の関節端の形状が不完全な形をしており、橈骨を支えている橈骨輪状靱帯から逸脱しやすくなっています。
そのため腕を捻ったり、ひっぱたりすると簡単に脱臼を起こしてしまいます。
一度脱臼を起こすとくせになりやすいのですが、小学生ぐらいになると橈骨の形状が成人の形に近くなるので脱臼しにくくなります。


『肘内障』の原因。

■ 『肘内障』の原因。

肘内障の原因としては、前腕が回内位(腕を内側に捻った状態)で強く引っ張られると起こりやすく、具体的には親と手をつないで歩いていて、幼児が急につまずいて倒れそうになった場合や、親と違う方向に行こうした場合など、子どもの手や前腕をつかんでいるときなどによく起こります。

また、自分で転んだ時や、寝返りした時などに起きることもあります。

『肘内障』イメージ写真1。

『肘内障』の症状。

■ 『肘内障』の症状。

肘内障の症状としては、脱臼した腕は肘が伸びた状態で下垂し、曲げられなくなり、肘を軽く曲げようとすると痛みが強くなり子どもは泣き出したり顔をしかめたりします。

痛みは肘の外側を中心に起こり、腫れや赤みなどはないですが、時には手首や肩などに放散痛を起こすこともあります。

『肘内障』イメージ写真2。

『肘内障』は当院へのご来院をおすすめ致します。

■ 『肘内障』の治療。

肘内障の治療法としては、徒手整復で比較的簡単に行えます。

その方法としては、まず子どもに肘関節を軽く曲げてもらい、治療者は片手で子どもの前腕を握ります。
もう片方の手で子どもの上腕をつかむように握り、術者の指先を子どもの橈骨小頭部に当て、子どもの前腕を外側にひねりながら、肘関節を曲げていきます。
このとき上腕を支えている手にコツンという手ごたえがあり、それと同時に痛みが消えて腕が曲がるようになります。

整復をしたが痛みが引かない場合は骨折などの疑いがあります。
また肘内障は再発しやすいので経過観察も十分に行う方がいいでしょう。

ここで紹介した治療法はあくまで緊急の場合の対処法として参考にして頂き、可能であれば当院へのご来院をお勧め致します。

肘内障の治療はしげむら整骨院で。

コラム一覧に戻る

ページトップへ戻る