芦屋市で突き指の治療ならしげむら整骨院。
■ 『突き指』について。
今回のコラムは『突き指』について解説していきます。
■ 『突き指』とは?
まず突き指とは指のケガを総称した一般用語であり、打撲や捻挫などの軽症から靱帯損傷、剥離骨折や脱臼まで、さまざまな病態が含まれています。
そのため治療期間が2~3日のときもあれば、数ヵ月かかるときもあります。
また、突き指は主にバレーボールや野球などの手を主力として使うスポーツ競技を行なう場合に多く発症します。
よく聞く対処法として引っ張ったらいいというのがありますが、これは間違いで受傷部位が靱帯損傷を起こしていた場合、無理やり引っ張ると断裂部分がさらに広がり症状が更に悪化することがあるので注意しましょう。
■ 『突き指』の予防。
突き指の症状としては、腫れや痛みが強いく場合によっては変形している。
内出血している、力が入らない、物が握れないなどが挙げられます。
症状の見分け方ですが、指関節の動揺性(緩み)がない場合が捻挫であり、靱帯損傷では関節のストッパー役である靱帯が伸びているため関節に動揺性がみられます。
治療期間は捻挫で2~3週、靱帯損傷で2~3ヵ月、骨折で2~3ヵ月、脱臼で1~2ヵ月が必要とされています。
■ 『突き指』の治療。
突き指の治療法は原則として安静にして身体の自然治癒に任せます。
骨折や脱臼などが併発している場合は、元の位置に戻してから固定が必要となります。
突き指の場合は応急処置が重要で受傷してからいかに早く応急処置をとれるかということが治療期間に大きく関係します。
行うべき応急措置は以前のコラムでもご紹介したRICE処置(Rest=安静、Ice=冷却、Compression=圧迫、Elevation=挙上)です。しばらくRICE処置を続けると、突き指の患部が落ち着いてくるので、テーピングをして仮固定して病院に行きましょう。
テーピングしたのだから大丈夫ではないかと考えがちですが、それはあくまで応急措置で、ひょっとしたら突き指だけでなく骨折や脱臼なども発生しているかもしれません。
突き指で多いのは捻挫で筋肉や靱帯の破損ですが、骨に問題がある場合は放置しておくと歪んだままくっついてしまい、結局手術しなければならなくなる場合があります。それを避けるためと、後は治療期間をできるだけ短縮するためには、やはり応急措置の後できるだけ早く病院に行くことが重要となってきます。
当院では上記に加えアキュスコープ・マイオパルスにより早期の回復を行います。
突き指は軽視されがちですが、そのままにしておくと指が曲がりにくくなったり、痛みがなかなか引かないということになることもあるのでお早目の受診をお勧めします。