芦屋市でルーズショルダーの治療ならしげむら整骨院。
■ 『ルーズショルダー』について。
今回のコラムは『ルーズショルダー』についてです。
ルーズショルダーは動揺肩とも呼ばれ、肩関節が不安定になる病態のことを指します。
■ 『ルーズショルダー』とは?。
前述したように、まずルーズショルダーとは動揺肩とも呼ばれ、肩関節が不安定になる病態のことを指します。
そもそも肩関節は、関節構造が浅く自由度の大きい関節なので、様々な動きを可能にしていますが、その反面障害をおこし易い部位であると考えられています。
そのため肩関節の脱臼やオーバーユーズ等により、肩関節が多方向の不安定性を生じて、異常に緩くなってしまう状態のことで、肩関節の運動が多い野球選手やバレーボール選手によく見られます。
またスポーツ選手以外でも、生まれつき靱帯の緩い人に起こりやすく、遺伝性もあると言われています。
■ 『ルーズショルダー』の原因と症状。
ルーズショルダーの原因としては腱板機能が低下していることによるものが多いとされています。
腱板とは肩甲骨と上腕をつなぐ筋(肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋)のことを言いますが、この肩関節に一番近いこれらのインナーマッスルが衰えているため、肩関節が緩くなってしまいルーズショルダーになると言われています。
また肩甲胸郭関節(肩甲骨と肋骨の間にある関節)機能が低下している場合も考えられます。
この関節は、肩関節が十分な機能を発揮するための土台となる部分です。この土台が安定していないため、肩関節そのものに異常はなくても不安定な状態になってしまうことがあります。
上記の他に体が未発達の小・中学生の過度な重負荷筋トレも関係が深いと言われています。
症状としてはルーズショルダーになることにより投球動作中にバランスを崩して肩関節の組織を傷めるなど、大きな外力がかかっていない場合でも微小な外傷によって、疼きや痛み、不快感、脱力感を訴えるようになります。
■ 『ルーズショルダー』の治療。
治療方法としては運動療法が中心となります。
その時はまず前述したインナーマッスルを鍛える必要があります。いわゆる筋トレでアウターマッスルを鍛える人は多いのですが、インナーマッスルが弱い人は非常に多く、ルーズショルダーの人はもともとインナーマッスルの弱い人が多いため、外側の筋肉を鍛えると、てこの原理で支点となる肩関節への負担が大きくなり、余計症状を悪化させてしまうので注意しましょう。
当院では運動・手技療法に加えアキュスコープ・マイオパルスにより疼痛のコントロールを行いながら症状の改善を行います。
ルーズショルダーは放置しておくと疼きや痛み、不快感、脱力感が長期化してしまうので早めにご相談ください。