コラム/膝の水について

芦屋市で膝の水の治療ならしげむら整骨院。

● コラム【膝の水】について。

■ 『膝の水』について。

今回のコラムは『膝の水』についてです。
まず最初に膝の水とはなにかというと膝に溜まる水は、関節液と呼ばれています。関節液とは関節を包んでいる関節腔に入っており、骨の先端の軟骨に栄養を与えたり関節の動きをスムーズにする為の潤滑油のような役割をしています。通常関節液は0.5cc程度ですが関節液を作る働きをする細胞は、関節液の中に炎症が起こったり、異物が入るとそれを排除しようとする働きをします。
異物が大きければ滑膜にとりこんでしまいますが、細かい粉のような物であれば関節液に含まれる酵素で溶かそうとするのです。細かい粉のような異物の量が多ければ多いほど関節液が多く作り出されることになるのです。また、関節液が多くなると、自らつくり出した酵素にも刺激されて潤滑液をつくり出します。このようにして膝に水が溜まっていくのです。


膝に水が溜まる原因

■ 『膝に水が溜まる』原因とは?

・膝に水が溜まる原因としては・・・
①膝関節の軟骨の一部に傷が付いた場合。
女性のお年寄りに多い変形膝関節症(次回のコラムで詳しくは書く予定)やスポーツなどのやり過ぎによる、膝関節への負担によるもの。

②膝関節内で炎症がおきている場合。
関節リウマチや痛風、細菌が膝関節内に感染した場合などによるもの。

③骨や靱帯等の膝関節の何処かに傷が付いて内出血をしている場合。
骨折や靭帯損傷などの大きな外傷、血友病などの特殊な病気によるもの。
お年寄りの場合、それほど大きな外傷でなくても内出血している場合が考えられます。

膝に水が溜まる原因

膝の水を抜くと癖になる?

■ 膝の水を抜くと癖になる?

よく膝の水を抜くと癖になると言われるのですが、これは少し解釈の違いがあります。

膝に水が溜まるのは、前述したように膝関節に何らかの異常が発生し炎症が起こったと考えられます。 そのためこの炎症を抑えない限り水は抜いてもまた溜まってしまいます。

膝の水を抜くことにより、痛みは軽減され、膝関節が軽くなっただけで、治ったと勘違いし、また膝に無理をしてしまい再発してしまうことがよくあります。

重要なのは、一時的に状態を良くするのではなく、膝に水の溜まる原因を究明し改善する事なのです。

膝の水を抜くと癖になる?

膝の水の治療法

■ 『膝の水』の治療法。

基本的には包帯やサポータ等で圧迫固定をし膝にかかる負担を減らすことが第一です。
初期には氷や湿布などでアイシングも併用するとよいでしょう。

当院ではアキュスコープ・マイオパルスにより炎症を抑え早期の改善を目指します。
症状が安定してきたら太ももの筋肉(大腿四頭筋)のトレーニングを行い再発を予防していきます。
膝の水は適切な処置をしておかないと長期化することがあるので、お悩みの際はまず当院にご相談ください。

膝の水は、しげむら整骨院へ早めの受診を。

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