芦屋市で偏平足の治療ならしげむら整骨院。
■ 『偏平足』について。
今回のコラムは『偏平足』についてです。
偏平足とは、足の裏の土踏まずが無く平らな状態になっている足のことを言います。
■ 『偏平足』の原因。
偏平足の原因には先天性と後天性があります。
通常人間は子供の頃(8歳頃まで)は偏平足の状態で、成長するにつれて土踏まずが形成されていきますが、遺伝的要因などの先天性の原因を持っていると土踏まずが形成されず、偏平足のまま成長することがあります。
後天的な原因には、足の骨折などの怪我により骨格が正常な状態で無くなった場合に偏平足が起こることがあります。
また、スポーツ選手などの足が発達した人にも偏平足が見られる場合があります。
■ 『偏平足』の症状。
偏平足の症状としては、基本的に偏平足のほとんどの人が無症状で特別気になるようなことはありません。
しいて言えば足が疲れやすく長く歩くことが苦手だったり飛んだり跳ねたりするような運動が苦手なことくらいでしょうか。
しかし、そんな偏平足の中でも最も状態が良くないのが「外反偏平足」です。
外反偏平足とは、踵にある距骨が周辺の骨格と不安定な状態になっていることで起こるもので、強い歩行障害を伴います。そのため、走ることが上手に出来ないため運動が苦手になるなどの特徴が見られます。
■ 『偏平足』の治療法。
偏平足の治療法としては運動療法が中心となります。土踏まずは足の筋肉が発達することで作られていくものなので、足の筋肉を鍛えることで偏平足を改善することが出来ます。
子供の偏平足は裸足で歩かせたり、運動させたりすることで自然に改善されていきます。大人の偏平足の場合は、足の指で物を摘む訓練(地面に置いたタオルを足の指で巻き取っていく等の運動)が最適です。また、足の指で握ると、土踏まずの部分の筋肉が刺激され偏平足の改善に効果を発揮します。
靴の中敷(インソール)を偏平足に対応したものに変えるのも効果的です。中敷の交換は、偏平足の改善に効果があるというわけではなく疲労の軽減などに効果があるものですが、運動をする場合には必要なものであるといえます。
前述したとおり偏平足のほとんどが無症状なのでとくに治療の必要などはないかもしれませんが、これにより足が疲れやすかったり、運動のパフォーマンスが落ちることがあるので気になる方はお気軽にご相談ください。